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退職代行ADU(アデュー)

失業保険給付サポート

仕事を辞めた後の生活を支える「失業保険」。
しかし、
「受給資格はあるのか?」「いくらもらえるのか?」「申請手続きはどうすればいいのか?」
といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本ページでは、失業保険の受給条件や申請手続き、注意点などをわかりやすく解説します。

失業保険の受給資格

雇用保険に加入していれば、正社員・派遣社員・アルバイト・パートの方も失業保険を受給できる可能性があります。
まずは以下の条件を確認しましょう。

受給資格の主な条件

主に以下のような5つの条件があります。

1.雇用保険に加入していること(給料明細に「雇用保険料」が天引きされているか確認)

2.次の職場へ就職する
意思と能力があること

3.求職活動を行っていること
(ハローワークでの登録や
応募が必要)

4.過去2年間で12か月以上雇用保険に加入していること
(会社都合退職の場合は6か月以上)

5.月に11日以上勤務している月があること
(有給取得日も含む)

受給資格がないケース

以下のように受給資格がないケースも存在します。

退職後すぐに他の会社で
働く予定のある人

退職後に働く意思がなく、
休養予定の人

病気やケガ、出産・育児で
就業が難しい人
(延長手続きが可能)

失業保険手当の給付を受けるメリットとデメリット

失業保険手当の給付には、以下のようなメリットとデメリットがあります

メリット

生活費の支えになる

収入がなくなる期間でも、一定の手当を受け取ることで生活の安定が図れる。

転職活動に集中できる

焦って仕事を探す必要がなく、じっくり次のキャリアを考えられる。

年金免除制度の適用

失業中は国民年金の免除申請が可能で、負担を減らせる。

デメリット

給付制限がある

自己都合退職の場合、3か月の給付制限があるため、すぐには受け取れない。

履歴書に空白期間ができる

長期間失業保険を受給していると、転職活動時にブランクが影響する可能性がある。

雇用保険の加入期間が
リセットされる

失業保険を受給すると、再就職後に雇用保険の加入期間がゼロからのカウントになる。

失業保険の受給期間と給付額

受給期間

失業保険の給付日数は、退職理由(自己都合・会社都合)や勤続年数、退職時の年齢によって異なります。

自己都合退職の場合(代行ご利用者様)

退職時の年齢\被保険者期間 10年未満 10年以上20年未満 20年以上
全て
90日
120日
150日

会社都合退職の場合

退職時の年齢\被保険者期間 1年未満 1年以上5年未満 5年以上 10年未満 10年以上 20年未満 20年以上
30歳未満
90日
90日
120日
180日
30歳以上 35歳未満
90日
120日
180日
210日
240日
35歳以上 45歳未満
90日
150日
180日
240日
270日
45歳以上 60歳未満
90日
180日
240日
270日
330日
60歳以上 65歳未満
90日
150日
180日
210日
240日

給付額の計算方法

失業手当の給付額は、退職前6か月間の給料を基に決定されます。

・1日の賃金日額=退職前6か月の総支給額 ÷ 180

・基本手当日額=賃金日額 × 給付率(45%~80%)

※年齢や賃金日額により上限あり
※賞与は含まれず、残業代や役職手当は含まれる

退職時の年齢 賃金日額(w円) 給付率 基本手当日額(y円)
30歳未満(※1)
2,746円以上5,110円未満
80%
2,196円~4,087円
5,110円以上12,580円以下
80%~50%
4,088円~6,290円 (※2)
12,580円超13,890円以下
50%
6,290円~6,945円
13,890円(上限額)超
6,945円(上限額)
30歳以上45歳未満
2,746円以上5,110円未満
80%
2,196円~4,087円
5,110円以上12,580円以下
80%~50%
4,088円~6,290円 (※2)
12,580円超15,430円以下
50%
6,290円~7,715円
15,430円(上限額)超
7,715円(上限額)
45歳以上60歳未満
2,746円以上5,110円未満
80%
2,196円~4,087円
5,110円以上12,580円以下
80%~50%
4,088円~6,290円 (※2)
12,580円超16,980円以下
50%
6,290円~8,490円
16,980円(上限額)超
8,490円(上限額)
60歳以上65歳未満
2,746円以上5,110円未満
80%
2,196円~4,087円
5,110円以上11,300円以下
80%~45%
4,088円~5,085円 (※3)
11,300円超16,210円以下
45%
5,085円~7,294円
16,210円(上限額)超
7,294円(上限額)

※1 離職時の年齢が65歳以上の方が高年齢求職者給付金を受給する場合も、この表を適用します。
※2 y=0.8w-0.3{(w-5,110)/7,470}w
※3 Y=0.8W-0.35{(W-5,110)/6,190}W,Y= 0.05W+4,520 のいずれか低い方の額

失業保険の申請に必要な書類や手続きの流れ

失業保険手当支給の開始時期

失業保険は、退職した翌日からすぐに受給できるわけではありません。支給開始時期は退職理由によって異なります。

1.会社都合退職
 ・7日間の待機期間が終了後、すぐに給付開始。

2.自己都合退職(正当な理由あり)
 ・
7日間の待機期間が終了後、給付開始。
 ・「正当な理由」とは、家族の介護や配偶者の転勤、病気などによる退職が該当。

3.自己都合退職(正当な理由なし)
 ・7日間の待機期間の後、3か月の給付制限があるため、実際の受給は4か月後。

申請に必要な書類

失業保険を申請する際には、以下の書類を準備し、ハローワークに提出する必要があります。

  1. 離職票(1・2)(会社から交付)
  2. 雇用保険被保険者証(会社から交付)
  3. マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カードなど)
  4. 身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
  5. 証明写真(2枚)(縦3cm×横2.5cm)
  6. 印鑑(認印可)
  7. 本人名義の銀行口座情報(通帳またはキャッシュカード)

失業保険の手続きの流れ

失業保険の給付を受けるまでの流れは以下になります。

STEP1 : 退職後、会社から離職票を受け取る

通常、退職後2週間以内に会社から送られます。

STEP2 : ハローワークに必要書類を持参し、求職登録を行う

必要となる書類は以下になります。

  1. 離職票(1・2)(会社から交付)
  2. 雇用保険被保険者証(会社から交付)
  3. マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カードなど)
  4. 身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
  5. 証明写真(2枚)(縦3cm×横2.5cm)
  6. 印鑑(認印可)
  7. 本人名義の銀行口座情報(通帳またはキャッシュカード)

STEP3 : 雇用保険説明会に参加

制度の詳細や受給手続きについて説明を受けます。
ハローワークから指定された日時に出席し、説明会の後、失業認定に必要な書類の交付を受けます。

STEP4 : 7日間の待機期間

申請後7日間は無収入であることが必要です。
この期間中にアルバイトや収入が発生すると受給資格を失う可能性があります。

STEP5 : 失業認定を受ける

申請後、ハローワークで4週間ごとに失業状態を確認する認定日が設定されます。
認定日に、求職活動の報告(例:応募履歴、面接の記録など)を提出してください。

STEP6 : 手当の受給開始

会社都合退職の場合、7日間の待機期間後に支給が開始されます。
自己都合退職の場合、7日間の待機期間後に3か月の給付制限があり、その後に支給が開始されます。
失業認定のたびに、支給された手当が口座に振り込まれます。

失業中に利用できる制度

失業中は以下のような制度を利用できます。

失業保険受給期間の延長手続き

病気や育児など「やむを得ない理由」で働けない場合、ハローワークで延長申請をすることで、最大3年間受給期間を延ばせます。

年金免除制度

失業期間中は国民年金保険料の支払いが困難になることがあるため、
「失業による年金免除制度」を利用できます。市役所や区役所で申請しましょう。

アルバイト・パートの方も受給可能

31日以上雇用され、1週間の労働時間が20時間以上であることが条件。
※雇用主は上記の条件を満たす労働者を雇用保険に加入させる義務があります。

失業保険を正しく理解し、適切に受給することで、次の仕事をじっくり探すことができます。
不安な方はハローワークに相談し、スムーズな手続きを心掛けましょう。